連載コラム 前略 マラソン課長より 事務局の取組みや想いを綴ります

2021準備状況-第9回

我々の新型コロナ対策①(荷物預かり所)

会場運営

11月に入り、函館では遠くの山々が雪化粧をしはじめ、冬の気配が漂ってまいりました。そんな中、函館マラソンは来年の開催に向け、日々検討を続けておりますが、今回から4回にわたり、我々事務局が考えている新型コロナウイルス感染症対策について、各担当が綴ります。第1弾は、前マラソン課長コラムの2019準備状況-第22回に登場する、実行委員会のブレイン「もと店長代理くん」ことMTD氏(←もと店長代理の略ですが…)です。

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はじめて書かせていただきます。MTDでございます。第5回でコース検定について綴ったS氏と名字も名前もイニシャルが全く同じであることから、四半世紀も前の学生時代のバイトでの職名で呼ばれています。まぁ、そうゆう(いじられ)キャラだとご推察ください。

私からは今回、2019大会で皆様に大きなご不便とご心配をお掛けした「荷物預かり所」の改善とコロナ対策についてお話しします。

そもそも「荷物預かり所」については、2016年の初回の函館マラソンから大きな課題となっておりました。

2016大会】会場内の多目的広場に荷物預かり所を設けたが、預かり所内でランナーが自由に預かり・受取りが出来たことから、セキュリティ面で課題を残す。
2017大会】セキュリティ対策として、受取方法をカウンター渡しとしたところ、長蛇の列が発生する。
2018大会】監視カメラの設置や人員配置を強化したうえで、受取時もランナーが自ら引き取る形式に戻したところ、混雑解消については一定の成果があったが、大会当日の大雨により、地面が川と化す。
2019大会】雨対策で預かり場所を陸上競技場内の雨天走路に変更するも、入口周辺に大渋滞が発生し、行列の解消はスタート僅か8分前。

2019大会で激混みする荷物預かり所(雨天走路)の状況

こうして、あらためて振り返ると、「迷走してるな~」と我ながらあきれるとともに、このような運営にもかかわらず、2016大会より全面的にご協力いただいているヤマト運輸さんには、感謝の言葉もありません(M課長、今後とも函館マラソンにお付き合いを!)。

実は、開催中止となった2020大会での荷物預かり所については、以下の対策を予定しておりました。

①雨天走路の入口・出口は、陸上競技場の内側と外側の2ラインを確保
②内側入口の扉を改修し、通路幅を拡げるともに、階段にはスロープを設置※こちらの公式FB(8/26投稿)をご覧ください。
③一部ランナー(実業団・学連の部、陸連登録の部)用に、雨天走路とは別の荷物預かり所を新設
④荷物預かり所の利用者と動線が交錯した雨天走路横のトイレは、使用を取り止め、陸上競技場外に複数の仮設トイレを新設
⑤会場の千代台公園内には複数の施設に十分な規模のトイレがあることから、余裕のあるトイレの利用を積極的に促す。

2020大会荷物預かり所配置図(クリック→拡大してご覧ください)

以上に、コロナ対策として次を加えます。

⑥フルマラソンのランナーの荷物預かり所は以前使用していた多目的広場とし、ハーフのランナーには2019大会同様、雨天走路を使用していただくことにより、ランナーの密集度を半減させる。
(なお、多目的広場のセキュリティ問題、大雨問題については費用をかけて問題解決します。)

2021大会会場(千代台公園)周辺図(クリック→拡大してご覧ください)

残念ながら2020大会は実施できませんでしたので、2021大会にて、この6つの対策を講じて、皆様に荷物預かり所をご利用いただきます。

加えて、次回コラムで説明する「ハーフ・フルの時差スタートの拡大」により、スタート前およびスタート整列時の混雑はかなり緩和されるものと考えています。

どのような対策を計画しようとも、実施にあたっては皆様のご協力が必要です。函館マラソンが、「ご参画」いただいた皆様と、ともに作り上げるマラソン大会として、2021大会を成功裡に開催することができれば、今回のコロナ禍も一つのステップアップの機会と捉えることもできるのではないかと思っている次第です。

それでは、MTDの回はここまでにさせていただきます。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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