連載コラム 前略 マラソン課長より 事務局の取組みや想いを綴ります

2019準備状況-第22回

雨対策について

会場運営

大雨というか…あれは豪雨でしたよね。過酷な状況に見舞われた2018大会を踏まえ、2019函館マラソンに向けて我々は、様々な「雨対策」を構築しました!

その一端については、前回までのコラムで
・「おもてなしフェスタ」の会場変更(多目的広場→水はけの良い野球場外縁部へ)
・道路の水たまり問題への対応(道路補修&ブラシで掻き出し)
などをお知らせしてまいりましたが、雨対策が必要な場所はまだあります…そうです、「荷物預かり所」と「エイドステーション(※フード提供場所)」です。

昨年までの荷物預かり所は、「おもてなしフェスタ」会場と同じく多目的広場内でした。雨天時、下地が未舗装であるあの場所が適地であるわけがありません。…そこで移転先を皆で考えたのですが、これが結構難儀しました。

まとまった空間であり、ランナーの動線もよく、なおかつ屋根がかかっている場所。そんな都合がいいところがあったら躊躇することなく既にそこを使っているはずだわね…などと考えていたとき、同僚が見事な案を提出してきたのです。

その場所とは…なんとフル化前の「函館ハーフマラソン大会」時代(※2015年まで)に荷物置き場として活用していた、陸上競技場内の「雨天走路」。

実は、雨天走路の活用についてはフル化の際に何度も議論し、「ハーフの人数(※4千名)であれば対応できるけど、フルの分も加わる(※計8千名)と、あの雨天走路じゃ狭くて荷物を収容しきれないよな」と、ハナから除外してきた経過があります。そんなわけで私は、雨天走路への変更案を持ってきた同僚に対し「ちょっと言ってる意味がわからない」と、当初はダメ出ししたのでありました。

しかし…世の中にアタマのいい人間はいるもんですね。彼が作成した、狭い雨天走路の「荷物預かり所」活用案は、下図のとおりです。

 

 

この案のキモは、
・全参加者を4種類の色で大別
・事前発送する荷物袋の荷物シールに,その色を印刷
・当日は,その「色」を頼りにピンポイントで自分の荷物置き場に辿り着ける
…という「わかりやすい案内」と、狭い空間でも混雑しない「珠玉のレイアウト」です。

なお、函館マラソンのスポンサー企業であり、当日、この場所を運営していただくヤマト運輸のご担当に、この原案を精査していただいたところ…「完璧!」とのお墨付きをいただきました。

ということで、マラソン当日は、我が同僚(※学生時代に「ワンオペ上等!」と、除籍ギリギリまで大手外食チェーンの店長代理を何年も勤め上げた人物…そのままそこに就職していたら、たぶんキミは役員になっていたんじゃないかアタマが回るもの…最近つくづくそう思うねどうでもいいけど)が考案した荷物預かり所の新システムについて、どうぞ隅々までご確認ください(とはいえ現場では混雑防止のためチャッチャと行動願います)。

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