連載コラム 前略 マラソン課長より 事務局の取組みや想いを綴ります

2021準備状況-第10回

我々の新型コロナ対策②(スタート整列時など)

会場運営

~ 我々の新型コロナ対策②(スタート整列時など)~

前回のMTD氏に続き、我々が考えている新型コロナウイルス感染症対策の第2弾。 “函館マラソンの全てを知る男”で、コース検定の回でも登場したS氏による、スタート整列時などの対策です。

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皆様こんにちは。2回目の登場となりましたSです。今回も少しの時間だけ、私のつたない文章にお付き合いくださいね。

函館マラソン大会事務局のスタッフは大まかに、競技、交通規制、医療、ボランティア、事務的なことを処理する総務、経理に分かれて日々の作業を行っており、その中で私は、「競技」と「交通規制」の部門を担当しています。

2021函館マラソンを開催するための新型コロナ対策の一丁目一番地は、皆様も薄々感じていることと思いますが、スタート地点の「密解消」であります。スタート時に並ぶランナーを最低でも例年の半分にするために、私は「ハーフとフルの時差スタートを拡大し、ハーフのランナーがすべてメインゲートを通過してからフルのランナーに整列いただき、スタートする」という方法を考えました。

函館マラソンの頭脳と言われている前回登場のMTD氏からは、「Sさん、その場合、最低30分の時差スタートが必要ですよ。これまでは10分の時差スタートだったけど、20分拡大させるということは、交通規制時間も20分延長させることになります。関係機関との調整、よろしく!」と、指摘されてしまいました。「まじか。交通規制時間を20分延長しろってか。どうする…」

私の経験上、交通規制の時間延長は、コースを変更するのと同じくらいハードルが高いものと感じておりました。「この案は、白紙に戻した方が良いかも…」しかし、MTD氏が作成した資料をじっくり読み込むと、やはり、時差スタートを拡大するしか方法はありません。

それでは、交通規制の時間を延長せずに、時差スタートを拡大させる方法はないか。
…競技時間を短くする方法を思いつきましたが、それは回避したい。もう一つの方法として、現状の交通規制時間を守ったなかで、フルを先にスタートさせて、ハーフを後からスタートさせることによって解消できるのではないかとシミュレーションしてみましたが、スタート時点の密回避はできても、コース上では今まで以上に密となることが判明しました。

やはり、交通規制時間の延長について、関係機関に協力していただくしか方法はありませんでした。MTD氏の作成した資料と、優秀な若手イケメンのF氏(次の回に登場するみたいです)が作成した図面等を持参し、冷や汗をかきながら、粘り強く説明を続けていきました。結果、お陰を持ちまして、関係機関から「交通規制時間を20分延長する」ことの承諾をとりつけることができました。

これにより、来年は時差スタートを拡大。ハーフ9時スタート、フル9時30分スタートとなりました。フルに参加される皆様は、ハーフのランナーがメインゲートを通過しましたら、速やかにスタート地点に並んでいただきますよう、ご協力をよろしくお願いします。

一方で、市民の皆様には交通規制が20分間延長となることによって、更なるご不便をおかけすることになります。大変申し訳ございませんが、函館マラソンを安全に開催するため、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

また、その他の新型コロナ対策につきましても、これから公式サイトなどで、随時、お知らせしていくことになると思います。どのような対策を講じるにしても、参加されるランナーの皆様のご協力は必要不可欠でありますので、ぜひ、安心・安全な大会運営にご参画いただきますよう、あらためてお願いいたします。

以上で今回の私の担当分を締めさせていただきます。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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