連載コラム 前略 マラソン課長より 事務局の取組みや想いを綴ります

2019準備状況-第1回

「宿泊問題」への対応について

宿泊

2019大会の開催に向けた「告知」の栄えある第一弾として、先日、「2018開催状況」の第37回第38回でお伝えした「宿泊問題」に関連して、その対応策の概要をお伝えしてまいりたいと思います。

遠方からお越しのランナーにとってはエントリーと不可分の重要事項である宿泊施設の確保に関して、まずはこれまでの歩みを整理してみますね。

2016大会:北海道新幹線開業ブームによる宿泊需要の高まりを受けランナーの宿泊施設確保は困難になるものと想定、対策として函館マラソン宿泊公式サプライヤーのJTBが7百室規模の宿泊施設を確保。しかし予想に反し完売には至らず。結果、宿泊問題は顕在化せず
2017大会:実行委員会からの「心配だから多めに宿を確保して」という要請を受け、JTBが前年比約4割増の1千室規模を確保するもエントリー開始後すぐに在庫ショート、3日程度経過で宿不足現象が発生。JTB、直ちに追加在庫を1千室規模で集約してリリース、やがて宿問題は収束
2018大会:17大会の経験を踏まえ、JTB、エントリー期間中に約2千5百室をリリース、うち約2千室が宿泊斡旋され宿泊問題は顕在化せず。しかし大会直前に1千室規模の大量キャンセル発生という新たな問題が発生(キャンセルの頻出の環境要因としては、大会直前に客室をリリースする施設が相当数あることなどが考えられる)

長々書きましたが…これまで皆様への宿泊施設の斡旋は…上記のとおり様々な問題がありました。このような経過を踏まえ、2019大会では宿泊施設の斡旋方法を大幅に変えたいと思います。

具体的には、昨年の大会と比べて函館市内の宿泊環境が少し変わってきていること、そして来年に向けてもそうした状況が続いていくことを考慮し…何のことかって?実は函館駅前地区では現在、ホテル建設ラッシュが起きています。さらに、昨年は改修のために休業していた既存の大規模ホテルが再稼働。2019大会当日は、昨年比で約7百室の客室が純増します。2020大会にはさらに、1千室以上の上積みがなされる予定です(※数値は事務局調べ)。

そこで、2019大会の宿泊斡旋は、

①新規施策:エントリー開始の1週間前からJTBスポーツステーションで「宿泊付きエントリー」を開始し、宿とエントリーをセットで確保したい方のご希望に応える。
②継続施策:これまでと同様にJTBスポーツステーションでの宿泊斡旋を行う(注:ただし、JTBの宿泊施設確保数は①と②を合わせ、2018大会の実績ベースを若干超える程度とする。また、②の予約受付開始は、昨年:エントリー開始1週間前から → 今年:エントリー開始日から とする。)
③新規施策:大会事務局にて、早朝からの朝食提供などランナー向けサービスを提供する宿泊施設を募集し、エントリー開始日に「函館マラソン応援宿泊施設」として一覧を掲載。ご自身で直接、webサイトや電話などで予約したい方の参考資料としていただく。

という3つの方法で展開します。このような取り組みを通じて、まずは宿泊施宿側からの客室の早期リリース&エントリー期間中のリリースを促し、最終的には函館マラソンの「宿泊問題」の解決につなげてまいりたいと考えています。

そして、「宿泊問題」から解放された後には…夢の「1万人大会」を目指したいと思います。

(※第1回目から長文となっておりますことをお許しください)

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