連載コラム 前略 マラソン課長より 事務局の取組みや想いを綴ります

2020準備状況-第2回

課題「トイレ」の解決に向けて

会場運営

昨年10月上旬、函館経済界のお歴々と函館市長という顔ぶれからなる函館マラソン大会協賛会(事務局:函館商工会議所)が開催された際のことです。私から2019大会の開催状況をアンケート結果(※前回コラムに添付した満足度グラフです)などで説明したところ、ご出席のほぼ全員から「満足度がかなり上がっている、よくやった」、「進化してる。引き続き頑張れ」というお褒めをいただきました。思わず頬が緩んだその瞬間!…函館経済界の重鎮から、痛烈なご意見を頂戴したのでありました。

函館経済界の重鎮課長、「トイレ」と「荷物預かり所」は以前から評価が低かったよね。改善してきて、この結果なのかい?

…そのとおりです。9項目設定した満足度の調査項目のうち、7項目については満足度が高まったのですが、「トイレ」と「荷物置き場」は逆に低下してますからね。解決方法としては…お金をバーンとかければ仮設トイレの大幅増設や大型テントでの荷物収受などが可能となるのですが…そんなことを言っても言い訳のように聞こえますよね。意見された御方は、実は函館マラソンの生みの親。そんな方からの「理屈はいいから課題を解決しなさい!」という檄に、どうお答えすればいいのか。正直に申し上げて私、答えに窮しました。

しかし、うつろげに会議室内を見回していると…何やらアツい視線を感じたのです。視線の主は函館の経済界のトップ…氏が満面の笑みで「オレに任せろ!」と、私に語りかけてくださっているような気がしたんです。「そうだ、あの方には仮設トイレのリースと設置・撤去などを全てご協賛いただいているんだ!よし!」。

会頭!仮設トイレの抜本的な増設の件、よろしくお願いいたします!!
会頭えっ!

このような経緯で…ポスターのスポンサーロゴを一段階大きくしていただいた会頭に、心から感謝を申しあげます。そして「この勢いで、荷物預かり所の問題も確実に解決するぞ!」と誓った我々なのでありました。

ちなみに、函館マラソンの開催資金は、ランナーからの「参加費」、企業・団体からの「協賛金」、行政からの「負担金・交付金」という3本柱によって賄われています。そのうち協賛金については、函館マラソン大会協賛会のご尽力により、2019大会では物品協賛も含め1億円の大台を超える規模のご協賛をいただきました。2016大会=初回大会の計画時点では協賛金を4千万円と設定しておりましたので…5年前には想像もつかなかったくらい、本当に多くの企業・団体からご支援をいただいて大会が成立しているんだな…と、しみじみ思います。ありがとうございます。

▼トイレと荷物預かり所の満足度が高まって…ないの図(頑張ります!)

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