連載コラム 前略 マラソン課長より 事務局の取組みや想いを綴ります

2019開催状況-第4回

「開始式」などの状況

会場運営

今大会は「函館ハーフマラソン」時代から数えて29回目、「函館マラソン」となって4回目ですからね。「開始式」なんざ定例行事ですから、そろそろドタバタなどとは全く無縁で「楽しく華やかな雰囲気のもと挙行されました」的なまとめをしたいところですが…今年も色々ありました。

実は大会開催の3日前という準備の総仕上げの最も重要な時期に、とある部門で重篤なトラブルが発生 → 以後、その対応に私自身が忙殺され → 各部門の責任者と最終確認する時間がとれない → 気になるところを皆で共有できない → 時間がないので皆に「おまえら良きに計らえ」と委譲(=丸投げ) → 結果、「色々」が発生…という感じでした。

結果的にその「重篤なトラブル」は大会直前に解決できましたが、自らの調整不足が招いたその事象を心に刻み、今後、同様の事態を再び招かないよう、そして大会当日は全ての懸念を払拭し、身も心も晴れ晴れとした状態で皆様をお迎えできるよう…起きてしまった「書ける範囲の色々」を列記しておくことで、来年の第30回&第5回という記念すべき大会に向けた備えといたします。

1 先述しましたが、荷物預かり所に行列が発生。並ばれた方はもちろん、そうした現象をフィールドやスタンドから視認されたランナーやご同行の方も大きなストレスを感じられたものと思われます。本当に申し訳ありません…今回の方式を熟考して編み出した店長代理くん、泣くほど悔しかったと思います。私も、皆もそうです。この件、現場の最終確認を怠り、そこにあった「バカの壁」を取り払えなかった私の責任です(※詳しいことは後日、「2020準備状況」にて)。この悔しさをバネにして、来年は皆さんに快適な空間を「かならず」提供いたします。

2 荷物預かりや開会式の状況、さらにフィニッシュ後の動線など大会運営状況を記録するため今大会からスタート・フィニッシュの俯瞰映像を撮影しました。後日、その映像を確認すると…驚愕しました。スタート地点にて、ほとんどの方がルールを守り整列しているなか、未だに「横入り」現象が一定数あったからです。これではトイレに行きたいのも我慢して早くから最前列に並ばれた方に申し訳が立ちません。以前に比べるとこの現象自体は圧倒的に少なくなりましたが、「横入り」を阻止するコーンバーの設置箇所や撤去のタイミングの精査、さらに今回明らかになった「横入り頻発ポイント」へのスタッフの重点配置など、少しのチューニングで対応可能だと感じました。今後、選手整列を担当する道南陸上競技協会さんと十分に協議し、来年こそはこの現象を「撲滅」させたいですね。

3 開始式の「進行」自体がドタバタしてしまいました。荷物預かり所の行列解消のため業務シフトを一端無視し、開始式の進行スタッフまでそこに全投入した結果…男子招待選手の誘導が遅れ、司会の紹介アナウンスに間に合いませんでした。これも私の采配ミスです。次回は開始式進行担当だけは何があっても残しておきます。

4 開始式そのものが「長い」というご指摘を多数いただいております。現状の所要時間は15分程度であり、ハーフのスタート5分前=8時55分には終了していますが、それでも「長い」の声は多いですね。少し「詰める」ことが可能か色々模索してみます。

ということで函館マラソン、まだまだですね…でも…もう少し!

ここを乗り越えると色々なものが見えてくる、今よりももう少し上のステージに到達できると信じ…さらにチューニングしてまいります!

▼皆さん元気にスタートする中、スターター台の横で誰かに声をかけられ「あれ、誰だっけ?」と考え込み何ともいえない表情で佇む男の図

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