連載コラム 前略 マラソン課長より 事務局の取組みや想いを綴ります

2021準備状況-第11回

我々の新型コロナ対策③(おもてなしフェスタ)

会場運営

今回は新型コロナ対策第3弾。前回のS氏のコラムで “優秀な若手のイケメン”と語られておりましたF氏の登場です。彼は、テニスプレイヤーとして数々の大会で優勝している、スポーツ万能な20代の肉体派優秀イケメンであります。(興味のある方は、大会当日に探してみてくださいね。)F氏には、おもてなしフェスタの新型コロナ対策について綴ってもらいます。それではF氏、よろしくお願いします。

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はじめまして、Fと申します。2019年4月に函館市へ入庁し、現在職員2年目を迎えております。日本一のマラソン大会を目指す事務局の一員として働く中で、上司や先輩方の取り組みや考え方には感銘を受けることが多く、自分の人生にとって貴重な財産を与えて頂いているように感じています。この先も永く続いてゆく函館マラソンに貢献し、皆様をお迎えしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

さて、私からは、「おもてなしフェスタのコロナ対策」について書かせていただきますが、その前に改めて「おもてなしフェスタ」を紹介します。

「おもてなしフェスタ」は、協賛企業などのご厚意により、フィニッシュ後のランナーの皆様に “無料で”道南の魅力ある食をふるまうイベントで、2016大会にて初めて開催しました。

2016大会ではイカめし・じゃがバター・函館牛乳をふるまい、2017大会では,がごめ汁・おにぎり・大福・お米(持ち帰り用)をラインナップに追加。2018大会は大雨で会場がドロドロとなる事態が発生したため、2019大会は開催場所を変更し、野球場スタンドのイス席を休憩所とするなどパワーアップ。また、ハセガワストアのやきとり弁当を加えて大変好評をいただくなど、年々右肩上がりの盛り上がりを見せているところであります。(ご協力いただいている企業・団体の皆様、本当にありがとうございます!)

開催中止となった2020大会では、「応援のために同行された方」にも楽しんでいただけるよう、出店ブースの調整をしておりました。ですので、来年2021大会こそは!といきたいところなのですが、その前に新型コロナについて考える必要がありますので、そろそろ本題に戻ります。

おもてなしフェスタのコロナ対策で考えるべきことは、大きく2つあります。1つ目がソーシャルディスタンスを確保した会場計画、2つ目が飲食物の安全な提供です。

これらの課題を検討するにあたり、私たちはまず、会場の面積を測りました。その上で、2019大会時の皆さんのフィニッシュタイムから、何時何分にどれだけの人数がおもてなし会場にいらっしゃるのかをシミュレーションしました。

すると、「おっ?序盤は、列整理を工夫すればソーシャルディスタンスの確保が可能なのでは…」(Excelデータを下へスクロール)「ランナーの来場がピークを迎える11時過ぎは?…ああ、全然だめだ…。」ピーク時には1分あたり最大70名のランナーがフィニッシュを迎え、その波動が、おもてなしフェスタ会場へ向かいます。現在の会場面積・提供スタイルでは、ソーシャルディスタンスを確保した列整理は難しいということが判明しました。

さらに、大勢のランナーの皆さんがマスクを外して飲食をすることも、適切ではありません。

以上から、現時点での最適解は下記であると考えております。

・個包装の飲食物を、複数のテントで素早くお渡しする
・ランナーの皆様には受け取り後、帰路についていただくことを推奨する
・飲食エリアは、大規模屋外空間の「野球場メインスタンド」のみとする

過去の大会とくらべ、にぎわいが欠けることは否めません。しかし、2021大会のメインテーマは「万全なコロナ対策のもと、安全に開催すること」だと考えております。おもてなしフェスタを盛大に開催したい気持ちはぐっとこらえて、今後も、イベントの実施方法を皆で検討してまいります。足かせに思えるコロナですが、永く続いてゆく函館マラソンがさらに成長するための踏み台と捉え、来年7月4日に向かって進んでいきますね。

これでFの回を終わらせていただきます。
拙い文章でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

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