連載コラム 前略 マラソン課長より 事務局の取組みや想いを綴ります

2022準備状況-第4回

函館マラソン宿泊問題「解消」元年!

宿泊

2016年、函館マラソンがフルマラソン化した年から長らく、遠方からお越しの皆様や、我々事務局を悩ませてきた宿泊問題。本日、2022年は函館マラソン宿泊問題「解消」元年であることを宣言します。

…と、突然の書き出しに「宿泊問題ってなんだろう?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。まず、これまでの経緯を説明しますね(私、着任して2年目ですので、経緯については、当時を知る方々に伺っております…)。

函館マラソンは2015年まで、ハーフマラソンのみ、定員4,000人の大会でした。2016年、フルマラソンが加わってハーフ・フル各定員4,000人(合計8,000人)にスケールアップし、あわせて、開催月を秋から夏に変更しました(2016年は6月、以降は7月開催)。台風による中止のリスクを減らし、ランナーの皆様に初夏の爽やかな気候の中で走っていただこうという配慮からの変更だったのですが…これによって発生したのが、観光最盛期&函館競馬とのバッティングです。もともと、観光や競馬のために訪れる方々で宿が混み合う状況だったため、「エントリーできたけど宿が満室で予約できない」というランナーが続出しました。

我々はこの状況を解決しようと、宿泊施設を行脚して「マラソンエントリー開始と連動した予約受付」を働きかけたり、JTBと連携してランナー用宿を確保したり、対応に奔走しました。その内容は縷々、課長コラムにてつづっています。(例:2019準備状況 第1回「宿泊問題への対応について」

そんな「宿泊問題」ですが、北海道新幹線開業後、函館ではホテル・旅館の新規開業が相次ぎました。既存ホテルの改装・増設も複数あり、2016年と2022年現在を比較すると、函館市・周辺エリア一帯で約2,000室が増えています。これにより、以前のような「予約しようとしたら全ての宿が満室」という状態はおきません。皆さん、私はここに、2022年は函館マラソン宿泊問題「解消」元年であることを宣言します!

…しかし、依然として私がおすすめしたいのは、早めの宿確保です。

やはり、人気の宿は早期に満室になるからです。
大会は7月3日ですので、まだ4か月半ほど先ではありますが、2022大会のエントリー者のうち、函館近郊以外の在住者が約75%・約5,000人となっております。新型コロナの感染状況が落ち着いてきますと、国のGo Toトラベルなどが再開され、それを利用して函館に来る観光客が増えることも予想されますので、ぜひ、お早めに手配することをおすすめします。

さらに、函館にはバラエティに富んだ宿があり、皆さんにはじっくりと宿選びを楽しんでいただきたいです。
スタート地点である陸上競技場に近い宿や、お手頃価格のシングルルーム、温泉がある宿、古民家を改装した宿、夕食が豪華な宿、津軽海峡の眺めを楽しめる宿、歴史ある老舗旅館などなど…ランナーご自身や、帯同されるご家族・友人と一緒に宿情報をご覧いただき、ベストな宿を予約してください。

宿情報は函館市公式観光情報「はこぶら」の宿泊施設一覧でご確認いただけるほか、函館マラソンのホームページからも、JTBの特設ページにて宿泊斡旋を行っております

日程に余裕のある方は、後泊して、温泉につかり、海の幸を堪能するほか、定番の函館山からの夜景観賞や西部地区散策、五稜郭や昨年7月に世界文化遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産である「史跡大船遺跡」と「史跡垣ノ島遺跡」を訪れてみてはいかがでしょうか。

ちなみに、この遺跡がある場所は、以前このコラムの2022準備状況-第0回で「行ってきます!」と寄稿してもらいました、前マラソン課長で現南茅部支所長の管轄エリアとなっております。(函館駅からは約30km離れておりますが…)

次回は、大会での新型コロナウイルス感染症対策について、事務局の考えなどを少々掘り下げて、お伝えしていきたいと思います。引き続き、お付き合いください。

Twitter Facebook HatenaBookmark LINE