2022準備状況-第0回
コラム番外編「行ってきます!」
2021年10月01日
その他皆様ご無沙汰しております。初代マラソン課長ことマラソン次長の池田です。久々の出稿&例のごとくの長文になりますが…まあ,よろしくおつきあいください。
さて,今から9年半前…いや,面倒なので10年ということで括りましょうか。2012年の4月に教育委員会への出向辞令を手にした私ですが,実は新卒時の配属先も教育委員会でしたから,その後,鮭のように市役所の中を大回遊してまた教育委員会に舞い戻った…いや,そんなに華麗な感じは全くいたしませんので,要するに出戻りですね。で,その2度目の教育委員会での担当業務を通じて,私は「函館マラソン」の一員となったわけです。
これまでの10年間を振り返るとき…この辺はランナーの皆様も同様の感覚かと存じますが,本当に…いろいろなことがありましたよね。コロナ禍による2大会連続の残念な状況などはその最たるものです。しかし,函館マラソンにとっては飛躍の10年でもありました。
10年前の当時,ローカル大会であった函館ハーフマラソンを「フルマラソンにしよう!」という若手経済人の凄まじい熱意があって,そこに新たな熱意と努力と奇跡が加わり…2016年,フル・ハーフ同時開催の「函館マラソン」が誕生しました。
その後,2019大会までの間は…これはもう,マラソン大会における様々な天候の品評会かと思しき「暴風雨」,「高温多湿」,「大雨」,そして初夏の北海道的「爽やかな晴れの日」といった多彩?なレース環境を重ねてまいりましたが,その都度ランナーの皆様には
・折り返しの多い複雑なコース→何度もエール交換ができる楽しいコース
・激坂のある厳しいコース→苦難の先にはメロンや海鮮丼,塩ラーメンが待っている
・ときに強烈な向かい風に苦しめられる→市民総出の応援が追い風に
…などと,かなり強引な脳内変換をいただく(強いる?)ことで,結果,名だたるマラソンランキングでの右肩上がりの急成長を支えていただきました。
もう少し手を伸ばせは「日本一のマラソン大会」の尻尾を掴めそうな位置まで我らの大会を押し上げていただいたランナーの皆様,スポンサーの皆様,関係機関の皆様,スタッフの皆様,そして沿道から笑顔で声援を送っていただいた市民の皆様,これまで本当にありがとうございました。2022大会では「3大会」分,きっちりと楽しみましょうね!
あれ?…「行ってきます!」などと意味深なタイトルを付けた割にはいつもどおりイントロがやたら長くて。で,なんだか自らを振り返っているよこの人…などと訝しがる向きもあろうかと思いますので,そろそろまいりましょうか。
本題,「行ってきます」について。
実はこの10月1日付で,私に対し2枚の人事発令がなされました。1枚は「函館市に出向」の発令,もう1枚は「南茅部(みなみかやべ)支所長」の発令です。要するに私の所属は教育委員会ではなく函館市となり,また,部長級に昇格しましたので,函館マラソンに対しては本当にもう…傍らで出来ることは少なくなってしまったのであります(前回の異動時は机の移動距離が5mでしたが,今回は…なんと30㎞!)。
しかし!これまでも何度か申しあげましたが,私,既に齢57を迎えております。役職定年まであと2年半ですから,2022大会の時点では残り1年半。この大会で私は「おもてなしフェスタ会場」で皆様に南茅部特産の「函館真昆布」をPRしたり(※着任早々なので今から「全員にお土産を渡します!」などと言えるような実力は「まだ」ありません…ふふ),スタートに立ち会ってコース脇から手を振ったりしているでしょう。
また2023大会時点では残り半年。この頃にはたぶん支所内で幅をきかせていると思いますので,確実に「函館真昆布」をお土産として全員にプレゼントしたり(※その際,大きさは問わないでください),千代台公園内に特設ブースを用意して,今年,世界文化遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産である南茅部の「史跡大船遺跡・史跡垣ノ島遺跡」をPRしていると思います。
そして2024大会の開催時点では…私は役職定年を迎えております。その際は「2度あることは3度ある」と,教育委員会への再々出向=マラソン担当一般職として舞い戻ることを夢見つつ…残されたこれからの日々を地域のために尽くしてまいります。
だから…要するに「行ってきます」。それでは皆さん…来年こそは函館で!
(文責)
函館市南茅部支所長 池田敏春