連載コラム 前略 マラソン課長より 事務局の取組みや想いを綴ります

2019開催状況-第11回

2019大会の「宿」確保は…いかがでしたか?

宿泊

「後半の坂よりも攻略しなくてはいけないことは、宿探しです」(函館マラソン参加者の声:ランネット2019「大会レポ」より)…皆さん、「宿」については毎回、本当にご面倒をおかけしております。

あれやこれやと策を練り、多方面への辻説法なども重ね、そして迎えた2019大会ですが、冒頭のご意見に代表されるとおり、函館マラソンへのエントリーにともなう宿問題については未だ根絶には至らない状況であること…これはもう、十分認識しております。

一方、これまで定員達成に2か月近く要していた状況が、2019大会では28日間と、ほぼ半分の期間でエントリー終了を迎えることができました。ですから我々、ほんの少しだけですが「手応え」を感じております。

ランナーの皆さんからは、
・宿泊施設の確保は以前よりも楽になりましたが、料金は高いです。大会参加費は安価ですが、宿泊料金の負担感は大です。足もとを見られているようであまり良い気はしません。観光都市函館として考えて欲しいところです。
・宿泊代が高い。イベントに伴って便乗値上がりしている気がします。せっかく、地域を盛り上げるイベントとして定着しているのに残念です。
…というご意見とともに、

・宿泊付きエントリーがあそこまで早く売り切れるのは想定外でしたので、もう少し数を増やしても良いかと思います。
・宿泊先は「マラソン応援ホテル」だったため、マラソンが終わるまで荷物を部屋に置くことができ、シャワーも使えて満足でした。
というご提案・感想も頂戴しております。そして、

・函館はホテル建設ラッシュが続いているので、今後は少し楽になるのでは?
という見解も。

…ズバリ!私もそのように思います。函館では、これから新たなホテルが続々とオープンします。供給が、今より1000室以上増える予定です。これを函館マラソンの追い風としてとらえ、我々、宿問題の解決に向けて、引き続き頑張ってまいりますね!

なお、現段階で考えている宿対策の方向性をお知らせいたします。

1 函館マラソン応援「宿」情報の早期発信:10月8日に第一弾の情報を公式サイトに掲載しました。2019大会では2月でしたので、4カ月早めたことになります。
今回、応援「宿」企画への参画を宿泊施設に働きかけたところ「予約、受け付けます!」という声が数多く寄せられたのです。通常、予約受付は半年前からというルールの宿泊施設が多いらしいのですが、9カ月前という早い段階で受付を開始してくださること、大変ありがたく思っています。さらに、「今は無理だけど、年があけたらOK」、「2月のエントリー時期には受付開始するから!」という声も数多く頂戴しております。また、これから開業する新しいホテルへも、エントリー開始時期に宿泊予約を受付開始していただくよう、働きかけていきます。
→今後の展開予定:1月に第2弾情報発信、2月に第3弾情報発信!

2 宿泊オフィシャルサプライヤー(JTB)が斡旋する宿の宿泊料金、さらに値下げ:同社では、過去2大会を通じて宿泊料金に上限を設定、安価な宿の提供に努めていただきました。具体的には、2017大会までは上限の設定がありませんでした。それを、2018大会では上限2万円、2019大会では上限1万6500円と定め、宿泊施設にそれ以下での料金設定への協力を呼びかけました。(一部参加者の方々に誤解されていますが、実際のところは、JTB社員の方々がこの地域の大型宿泊施設を一軒一軒巡り、交渉をしてくれています。ランナーを想ってのその姿勢、行動には、私どもも本当に頭が下がります。)
2020大会ではこの取り組みを強化、「さらに、函館マラソンに参加しやすい環境を整えますよ!」とのこと。
→今後の展開予定:大会前日のお一人1泊素泊まり宿泊料金を、「上限1万3千円(税込)に設定」(※シングルルームご利用の場合(ツインのシングルユースを除く))。この方針で確保したお宿を、2019大会と同様、
・エントリー開始1週間前に「宿泊付エントリー」予約受付開始
・エントリー開始と同時に「宿泊斡旋」開始
という2方式でリリースします!

…ということで、2020大会こそは、函館マラソンの宿問題「解消」の元年となるよう、諸々、調整に努めてまいります!

▼函館駅前地区のホテル建設状況(※JR函館駅は②の左側に隣接)

※写真上の数字:開業日または開業予定日の順
※函館駅前地区では、2020函館マラソンの開催までに、上記3施設のほか2つの施設が開業予定(計5施設)となっています。

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