連載コラム 前略 マラソン課長より 事務局の取組みや想いを綴ります

2018開催状況-第5回

フルとハーフの「同走」は?

コース

函館マラソンの特徴?ともいうべきフルとハーフの「混在」…いえ、今後は「同走」ということにいたしましょうか…なぜならフルとハーフの参加者が、
・お互いをおもんばかりながら
・ペースが異なる2つの種目の参加者がコース上に「混在」…いえ「同走」するマラソンだということをおわかりいただいたうえで
・コースの分離などにもご協力いただくなどして
・そのうえで皆さんがそれぞれ掲げた目標達成に向けて思いっきり取り組まれている
…のですから。だから今後はあの現象を「同走」として定着させたいと思っております。

その同走に関しては、フル・ハーフ同時開催となって1回目の大会であった2016大会の混乱を踏まえ、2017大会からは「10分間時差式スタート」を導入。結果、スタート後の混乱解消に大きな成果が得られました。また、エイドステーションの同走対策も、今回、左右分離対策を導入した箇所は一定の成果を得ることかできました(※未対策の第6・第7・第8エイドは様々ご意見を頂戴しておりますので、対策を検討中)。

一方、スタート後、数分で発生する「合流」への対応ですが、2017大会はコースセパレートの専任担当を配置し、さらに手持ち看板を製作してご案内に努めましたが、それでも「危ない」、「邪魔」といったご意見をいただきました。このため今大会では、その低減に向けてコースセパレート部門の要員と手持ち看板を3割以上増強するなど案内強化に努めました。しかし、終了後のアンケートなどをみると、同走に関しては、残念ながら昨年よりも評価が下がりました。

このように、対策を強化したのに成果があがらない状況であることを真摯に受け止め、当日の写真や動画、さらにアンケート記載内容などを再確認したところ、私たちは意外なところにその要因を見出しました。(つづく)

 

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