連載コラム 前略 マラソン課長より 事務局の取組みや想いを綴ります

2018開催状況-第4回

スタート前の混乱

競技運営

午前8時半過ぎ、スタート前の一番大事な時間帯に、会場には大雨が降り注いでいました。これから走るランナー皆様のことを思うと、「マラソン日和」を用意できなかった自らのヒキの悪さを痛感し、残念な気持ちになったのでありました。そしてエイドステーションをはじめ各セクションで準備作業中のスタッフ皆の心境はいかばかりかと…想像するに、ため息が出たのでありました。

そのような大雨の中、スタート前の選手整列の時点で問題発生、昨年根絶させた筈の「悪しき現象」、即ち2016大会で発生した整列時の「割り込み」が再発するという残念すぎる状況を目にしました。

あの大雨が、少なからぬ方にとっては耐え難きものであったにせよ、もう一方であの大雨のなかをルールに従い行動された大多数の皆さんがおりました。「割り込み」を目の当たりにしていた方にとっては、運営側がそうした行動を阻止し、適切な場所へと導く強制的な「ご案内」ができていなかったこと、許し難き状況だったと思います。

少なくとも毅然として列の前方には「侵入」させず、後ろに並んでいただく段取りだったのでありますが、雨で諸々のオペレーションが瓦解しておりました。結果…関係者皆、忸怩たる思いがしております。そして私も…スタート台の傍で来賓対応をしていて何もできなかった自らの頬に、雨以外の何かが一粒、伝わりました。

しかし、繰り返しになりますが人間は完璧な存在ではありません。だから皆、このことを忘れないようメモに残すなどしておきましょうね。そして次回はこれを経験値として確実に対処してまいりましょう。

 


▲ハーフマラソン スタート前の状況

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