2017開催状況-第22回
結びに
2017年10月03日
はじめに・結びに函館マラソンのフル化の草創期から紙面をフル活用して強力プッシュいただいている報知新聞さん。実は同社でも、かの有名な「青梅マラソン」を運営されておりますので、この間、その秘訣など諸々のノウハウをご教授いただいてまいりました。で、その際のひとコマ…「函館さん、随分『大会レポ』の得点を気にしているけど、そんなのは当日のお天気次第さ」、「イベントは天気が9割」、「準備を尽くしても、その他の頑張った分は残りの1割」。「だから一喜一憂しなくてもいいんだよ」と。ふむふむこれぞ開催50回を超える超メジャーマラソンのご経験を経たうえでの達観ですね。しかしながら現場を拝見させていただきましたが、その残り1割への配慮が段違いに素晴らしくて…。
さてその天候ですが、まずは昨年の寒かった大会を経て今年は初夏の函館らしからぬ蒸し暑い大会を経験したわけですから振幅が大きくて大変です。
大会当日のこと、函館マラソンの競技役員としてご来函いただいた平塚先生(※2017準備状況第45回、第46回参照)とお話をさせていただく機会を得ましたが、5月のコース検定の際は先生曰く「夏のマラソンをみんな敬遠してさ、ほんで厳しいところで経験積まないからオリンピックとかで日本は勝てなくなったんだぜ」と力説されておりましたので、まして暑い首都圏からお越しの先生ですからこれしきの暑さは問題ないですよね…と、お尋ねしたところ…そのお返事は意外にも「暑いわぁ」と。
息子もそうです。昨年に引き続き首都圏から友達やヒゲの生えていない友達など9名編成で威勢良くスタートしたというのに…息子だけ第10エイド・緑の島の手前で暑くて見事、収容バスのお客様へと(※ヒゲの生えていない友達は第10エイドのラーメンコーナーでカミさん&娘としばらく談笑した後、フードを全て食してランもお見事)。
何れにしても、このように気まぐれな初夏の函館の天候を見据えたうえで、可能な限りの対策を展開していかなければなりませんね…エイドステーションの増設やミストシャワーの配置、飲み物の程よい保冷とかも。ということで、皆さんから「マラソン終わってヒマだろ!」と、からかわれることの多い日々ですが、実際は今大会を終えたその日の夜のミーティングの段階から、スタッフ皆で、開催まであと1年を切った2018大会に向けて、さらなる改善点を語り合ったのでありました。これぞ貧乏暇なし…ふふ。
(文責)
函館マラソン大会実行員会事務局課長
(函館市教育委員会生涯学習部フルマラソン担当課長)
池田敏春