連載コラム 前略 マラソン課長より 事務局の取組みや想いを綴ります

2017開催状況-第14回

おもてなしフェスタ(その1)

フード

フィニッシュ後の飲食提供「おもてなしフェスタ」の運営にあたり、今年は「全員に確実に提供し、不公平感を根絶する」ことを主眼として取り組むこととしました。そのために用いた手法がナンバーカードへのフードスタンプの押印。「これでばっちりだ!もう去年のような混乱はないぞ!」と歓喜した我々でしたが…すぐに重大なミスに気付いて…スタッフ皆、愕然としたのでありました。なんと肝心のスタンプ押印欄がナンバーカードの両方(前後2枚とも)に印刷されていたからです。要するに重複を避けるために用意したものが、イベントを始める前の段階から重複していたのです。原因は…発注ミスでした。

いやぁ焦りましたね。これでは混乱防止策が混乱促進策になってしまう。でも悩んでいる時間はない…何しろナンバーカードの発送は既に始まっていたからです。

この混乱防止策による混乱を防止するため(←アホ)、web上で事前アナウンスに努めたほか、当日は会場でもプラカードなどで「使えるのは前側のナンバーカードだけ」と案内することとしたのでありました。そしてヒヤヒヤしながら迎えた当日ですが…。

結果的に、「おもてなしフェスタ」でのフード配布上のトラブルはほぼ皆無でした。この点、あらためてランナーの皆様の公徳心に敬意を表したいと思います。もちろん来年は前側のナンバーカードだけに押印欄を設けます!(←あたりまえだ!)。…ということで今年の「おもてなしフェスタ」の状況を何回かに分けてご報告させていただきます。

函館酪農公社「函館牛乳」(全員に提供):昨年の経験を踏まえ「マラソン後に牛乳を飲む人はそんなに多くない」との大胆な仮説を立てた同社からは、「ランナーのゴールを待つご家族の方にも提供して、函館マラソンを大いに盛り上げたい」との意向が示され、協議の結果、ナンバーカード押印方式は採用せず、「その場で飲みたい人全員に提供する!」という大盤振る舞いがなされることになったのでありました。ただ当日は一転して蒸し暑い一日となり、用意した「全員提供」相当分の牛乳は、あと数本、数十人分を残すところで品切れとなってしまったのでありました。

反省することしきりの同公社のカラダの大きな課長からは、来年はもちろん「スタンプ押印方式にさせて~」と、まずはランナーへの確実な提供に努めること、そのうえで「限定的にでもいいから『お連れ様枠』を設定するなどして、多くの方に牛乳を飲んでいただく機会をつくりたい」との野望が示されたのでありました。嬉しいですね。

暑い中、「いつもの牛乳と全然違う!」という喜びの声が拡がってましたね

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