連載コラム 前略 マラソン課長より 事務局の取組みや想いを綴ります

2017準備状況-第50回

結びに

はじめに・結びに

私ごとで恐縮ですが今回も我が息子、首都圏から多くの友人(ヒゲの生えていない友達?を含め計9名)とともに「函館マラソンに参加するから!」とのことです。就活の状況によっては参加できないことも想定されたのですが…良かったよかった。なお、昨年大会では見事自己ベストを更新し威張っておりましたが、あとで調べるとヒゲの生えていない友達の方が数十分も早くゴールしておりました…やっぱり。

実は私、昨年大会で彼がゴールしたその瞬間に立ち会うことができたのです。彼の人生の「晴れの舞台」、例えば小学校から今日に至るまでの入学式や卒業式などにはこれまで全く立ち会えていなかったこともあって、疲労困憊の呈ながら「オレ、実はかなり頑張ったんだわ」と喜ぶその姿に接したとき、心の奥底から喜びを感じたのでありました。

さて。正直に申し上げますと私、「なぜ辛い思いをするのにマラソンに出るんだろうね?」と、最近まで思っておりました。我が国においてたぶんこのような役職の人間はめったに居ないよな?と自ら吹聴する「フルマラソン担当課長」の私がです。不謹慎ですよね。

ただ、健康管理の側面もあって昨年から休日毎にロードバイクに乗るようになり、やがて仲間と100㎞を超えるロングライドに出かけるようなり、とりわけスキをみては自宅近くの7㎞ちょっとのヒルクライムにチャレンジし続けるようになったりして感じるのは、いつの間にか「あの看板までのタイムは」、「キロなんぼで走れてる?」、「山頂まであと少し、自己ベストいけるか?」といったことを追求しているよな…ということ。

「あれ、これってもしかしてマラソンランナーとおんなじ気持ち?」ということに、だいぶ遅まきながら気づいた私。要するにランナーの皆さんは辛さの先にある喜びも含め、弛まぬ自己研鑽を投影する「晴れの舞台」としてマラソンを楽しまれているのですよね。

結びに。

「さあ、あとは当日の天気だけだな」というレベルまで、我々、対策と調整を重ねてまいりました。だから皆さん、存分に函館マラソンをお楽しみくださいね。いや、皆さんの「晴れの舞台」をご用意させていただくわけですから、我々、当日の天候でさえも対策済みです…何しろ今回は修道院長に「マラソン日和」をお願いしておりますので。

(文責)
函館マラソン大会実行員会事務局課長
(函館市教育委員会生涯学習部フルマラソン担当課長)
池田敏春

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