連載コラム 前略 マラソン課長より 事務局の取組みや想いを綴ります

2017準備状況-第49回

みなさまへ

市民のかかわり

昨年の今頃のことですが、「みなさまへ」と題した拙文をこの場に掲載いたしました。

「…函館マラソンのコース沿道にお住まいの方、お勤めの方、所用でコースの近くにおいでの方、そして遠くから函館観光を楽しみにお越しいただいた方など皆々様に」という書き出しで、道路の渋滞など当日起こり得る様々な事象に関する「みなさま」へのお詫びと、そのうえで全国各地からおいでいただくランナーの「みなさま」に対するご声援をいただきたい…という誠に勝手なお願いをしていたのでありました。

それから一年が経過しておりますが、2017函館マラソンの開催を間近に控えた今日、あらためてその文を読み返すとき、このような心持ちに何ら変わりはないな…と、これもまたあらためて実感した次第です。

マラソンの舞台は、いわゆる「マチ」であればあるほど沿道の応援は盛り上がり、ランナーの皆さんもその分だけ心地よいランが経験できるものと思われます。一方で、まちなかで開催されるマラソンは、コースとして使用する幹線道路の距離や交通量、さらには交通規制時間の長さなどが増していくにつれて、とりわけマラソンとの接点が少ない方々にとっては満足度が減少してまいります。

走る人も、走らない人も。ここに住む人も、住まない人も。すべての方にご満足いただくことは不可能ですが、少しでも多くの方にご理解いただけるよう、これはもう丁寧な説明を重ねていくこと、そして感謝の気持ちをお伝えしていくこと、これしか途はありませんね。そのような気持ちで我々実行委員会スタッフ一同、この一年、準備を進めてまいりました。

ですから「ランナーのみなさまへ」。今年は手作りの旗を振る人やメガホンで声援を送る人で沿道が溢れかえるよう(…言い過ぎ?)各種の工作活動を展開いたしました。吹奏楽や踊り、太鼓などオフィシャル応援団の数も3倍規模(難所「ともえ大橋」の出入口にも応援団が!)になりましたので、どうぞご期待くださいね。

そして「走らないみなさまへ」。今年も沖縄をはじめとする47の全都道府県から、また中国や台湾から、さらにタイや米国、オーストラリアなどからもランナーをお迎えしますので、昨年以上の元気なご声援をいただきたく、よろしくお願いいたします。

今年もまた、誠に勝手なお願いとなりますが、これはもう函館マラソンを続けていくうえでは変わるべくもないのでありまして…みなさま何卒よろしくお願いいたします。

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