連載コラム 前略 マラソン課長より 事務局の取組みや想いを綴ります

2017準備状況-第9回

「安全快適」なエイドステーションの創出

フード

エイドステーションが「安全快適」であらんことを希求しなければならないというのは、何とも嘆かわしく、悲しい状況なのでありますが…次回の函館マラソンは、その「安全快適」なエイドステーションを創出すべく全力を尽くします。

まずはエイドステーションでのランナー輻輳の低減など「安全策」について。
・対策1:フルとハーフの合流ポイントである湯の川ハーフ折返し地点の傍に設置した第4エイドについては、フル専用エイドを追加(新設)する、あるいはエイドステーション自体の延長を伸ばす等の対策を講じます
・対策2:同じくフルとハーフが混在する第5~第6~第7エイドについても、エイドステーション自体の延長を伸ばす等の対策を講じます(※第1エイドのように左右分離配置を検討しましたが、補給ラインと安全確保の問題から断念しました)
・対策3:水を確実に提供するため、現状、ペットボトル対応としている第2、第3、第8~第11エイドについては補給ラインを複数確保します
・対策4:(現段階では)アクエリアスを全エイドステーションに配備したいと考えています(※ただしゴール後の水分供給については、競技場内の芝生保全との兼ね合いからスポーツドリンクではなく、引き続きペットボトル水の供給とします)
・対策5:フル・ハーフ同時開催による参加者倍増への対策として、7千人近い参加者が一気に通過する第1エイドでは、試験的にプラスチック段ボールを活用した紙コップの2段・3段に重ね給水を実施しました。この結果、ランナーには滞りなく給水できたほか、なんと強風でも紙コップが飛ばされないという副次効果も確認できました。次回はもちろん、全てのエイドステーションで当該手法を導入します
・対策6:安全性向上のためスタート前給水を実施します

次に、個々のエイドステーションの良好な空間づくりに向けた「快適化策」について
・対策1:フード摂取後の水分補給に対応するため、提供方法や順序などを再構築します(※現状:アクエリアス → 水 → スポンジ → フード )
・対策2:レース終盤36㎞付近の第10エイド(緑の島)に集中していたフードを分散し、30㎞過ぎの第8エイドで地元スイーツ(チーズオムレット、カステラ饅頭)を提供することで、既存のコカ・コーラとともに「ともえ大橋」の走行に向けたエネルギー補給に資することとします
・対策3:エイドステーションでのフードの「品切れ」を排除します
・対策4:既存の特色あるフードに加えて新たな地産フードの供給先を模索し、食を通じたさらなる魅力向上に努めます

…ということで、トライアンドエラーをもって一歩ずつ前進してまいります。

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