連載コラム 前略 マラソン課長より 事務局の取組みや想いを綴ります

2017準備状況-第4回

開催日程について

日程

「函館ハーフマラソン」は、開催日程を9月の下旬に固定したうえで長く続けてまいりましたが、このたびのフルマラソン同時開催を討議する過程で、初夏の時期に開催した方が、北海道合宿前の競技者層を取り込める可能性が高いことから、2015年大会をもって開催日程を前倒しした経過があります。

この日程変更により、招待選手や実業団・学連登録選手など所謂「エリートランナー」の人数は、秋季開催の2014年が14人であったのに比して、開催時期を初夏に変更した2015年は49名、そして今年は137名と、目論見どおり大幅に増加しました。

一方、変更後のその時期は高校野球の地区予選の開催シーズンなのでもありました。

実は函館マラソン開催のため、昨年と今年は、甲子園をかけた大切な地区予選の、それも決勝日程を当方の都合にあわせて変更していただきました。参加記念品の引き渡しが18時スタートと遅い時間になってしまったのは、高校野球の試合終了後にランナーの皆様にお集まりいただくことで、駐車場不足など現場の混乱を抑制するため措置です。

ただ、いつまでも高校球児にご面倒をおかけするわけにはいきません。

また、マラソンの開催時期がフラフラするのは、年間スケジュールを組み立てて行動される皆様にご不便をかけてしまいますし、ご家族ご友人も含め宿泊ベースで数千人レベルの大規模イベントの開催は、その時期に函館訪問を予定されているお客様はもとより、観光関連業界の皆さんにとっても重要な情報となります。

そこで、大会日程を7月第1日曜日として設定することといたしました。今後は「函館マラソン」が続く限り、また、大きな支障がない限り、毎年7月1日から7日までの間の最初の日曜日の開催としたいと考えております。

1週間の後送りで、より真夏に近いシーズンの開催となってしまいますが、医療・救護面にはこれまでと同様に万全を期して対応いたしますので、参加される皆様におかれましては「その日」が今回のような「東海の小島の磯の白砂に われ泣きぬれて 風とたはむる」(※)といった厳しい状況ではなく、初夏の爽やかな天候となるようご祈念いただきたく、よろしくお願いいたします。
※参考:石川啄木「一握の砂」:東海の小島の磯の白砂に われ泣き濡れて 蟹とたはむる
(ヒネりが少なくて申し訳ないです…こちらも函館の大森浜などの情景が詠まれています。)

ということで、来年2017年開催の第2回大会は7月2日(日)の開催となります。

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