連載コラム 前略 マラソン課長より 事務局の取組みや想いを綴ります

2016開催状況-第6回

過ぎたるは及ばざるが如しというが…

フード

このたびの函館マラソンの開催を通じて、とりわけフード提供にかかわる大きな反省点として私の心に一瞬だけ浮かんだ創作ことわざを披瀝させていただきます。それは、

「足らざるは無いよりわろし」…です。

意味は、「ラーメンも海鮮丼もメロンも…ゴール後に楽しみにしていた『おもてなし広場』での振る舞いも、とにかく何もなかった。ひどい」。というお客様の率直な反応を踏まえ、「数量限定」の表示は何の免罪符にもならず、そればかりか「限定」の品を掴めなかったことに対する不公平感しかもたらさないこと、即ち八方苦心して様々なものを提供しようと考えたが、結果、全員には行き渡らない状況をつくり顰蹙をかった。転じて、「足りない」ぐらいならばハナから「無い」方がマシなのではないか…というものです。

しかし、そのようなマイナスオーラに包まれていては何の成長もありません。ここはあくまで前向きに、要は「足りる」状況をつくればいいだけなのですよね。

ランナーの皆様に函館ならではのおいしいものを食べていただきたい。皆で苦心して函館の特産品などを集め回った原動力は単純にそれだけのことです。

「次回」があるとしたならば、そうした思いに加えて、「足らざる」状況を撲滅いたします。何しろ今回の開催実績を通じて、ことエイドステーションでのフードを「食べる層」と「食べない層」については一定程度数値化が図られましたので…若干のチューニング(増量)で対応可能だと考えています。

ただし、難しいのはゴール後の「おもてなし広場」。

今回、スポンサー企業・団体からご提供をいただいた品々として、「函館牛乳」は希望者全員に提供できた一方で、それ以外の品目についてはご希望に添えない状況となってしまいました。

「函館マラソンを応援したい」という提供者様からの心意気(※2016準備状況 第15回参照)をいただきながら、さらに数千人規模の増量をお願いするというのは可能なのか。はたまた「足らざるは無いよりわろし」からすればそうした状況は作らないのが賢明なのか…悩ましいところです。

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