連載コラム 前略 マラソン課長より 事務局の取組みや想いを綴ります

2023大会に向けて-第18回

結びに

はじめに・結びに

マラソン課長を拝命して今年で4年目。最初の2年は新型コロナ禍の影響により中止となりました。また、昨年の大会は、新型コロナの状況が落ち着いて開催することは出来ましたが、多くの制約のある中での開催でした。

今年は、新型コロナの感染症法上の分類が5類に移行となり、大会を開催する上での制約もほぼなくなりましたので、以前の内容で開催することができるようになり、皆様にも楽しんでいただけるものと思っております。

さて、今大会も、47都道府県全てからのエントリーをいただきました。これはフル・ハーフ同時開催となった2016大会以来継続していることで、事務局一同、非常に喜んでいるところでありますが、実は、締め切り直前まで「今年は達成できないかもしれない」とやきもきしておりました。

2月21日から募集を開始した今大会。3月に入る頃にはほぼ全ての都道府県からのエントリーがありましたが、そんな中、島根県からのエントリーだけがありませんでした。事務局としましては、何とか全都道府県からのエントリーを達成させようと、函館マラソンのフェイスブックで呼びかけしたり、ランネットでのメール配信を使い、島根県のランナーの方に直接情報が届くようにもいたしました。

しかし、エントリー最終日となる4月14日になっても、エントリー状況の確認画面には、島根県からのエントリーはありませんでした。連続達成記録が途切れてしまうのかと、半ばあきらめて仕事を切り上げました。そして翌日の朝、最後の最後と、祈るような思いで、エントリー状況を確認すると…なんと、島根県から1名のエントリーがあったのです。「やった!」と、思わず大声をあげてしまいました。ありがとうございます!

このような経緯で47都道府県からのエントリーが叶いましたので、本当に、ランナーの皆様には大変感謝しております。(島根県だけではなく、遠方からも多数のエントリーをいただきました。感謝の気持ちでいっぱいです。)今年は、アスリートビブス(ナンバーカード)には、都道府県名が入っています。ランナー同士で、お国自慢などで盛り上がっていただければと思っております。

函館市民の皆様も、ランナーのアスリートビブス(ナンバーカード)に注目することでしょう。はるばる函館までお越しいただいたことに対する感謝の気持ちや、市内および近隣のランナーへの親しみを込めて、いっそう力強く応援してくれるものと思っております。

明日から参加記念品の引換なども始まり、いよいよ大会本番を迎えます。このように、大会を開催することができるのは、協賛企業や関係機関、医療関係者、大会に携わる多くのボランティア、沿道から応援してくださる大勢の函館市民、そして、エントリーいただいたランナーの皆様、全ての方々ご協力のおかげであります。本当に感謝しております。

6月25日(日)、朝から夕方まで、函館市の街全体を舞台に行われる函館マラソン。市民の皆様や観光で訪れた皆様にはご不便をおかけしてしまいますが、函館有数のイベントに成長した、このマラソン大会を皆様のご協力のもと、さらに成長させていきたいと思っておりますので、何卒、ご理解いただければ幸いです。

最後になりますが、やはり気になるのは大会当日の天気です。昨年のコラム「結びに」でも触れましたとおり、私、気象予報士の資格を持っておりますが、当日の天気に関しては、何の役にも立ちません…。ただ、晴れ男と自負しておりますので、必ずや、皆様の期待するマラソン日和になるはずです。それでは皆様、会場でお会いしましょう!

(文責)
函館マラソン大会実行委員会事務局課長
(函館市教育委員会生涯学習部フルマラソン担当課長)
田中 博文

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