2018準備状況-第19回
「夏対策」について(その3)
2018年03月07日
天候この場を長くご覧の常連様はお気づきだと思われますが…実はこのコラム、以前はWordでA4版1枚という自己抑制を設けながら作成し、それを単にPDF変換して掲載しておりました。で、この1月のサイトリニューアルにともない「1枚」の制約から解放されて、以来、気付いたら文字数が平均で1.5倍、ときに2倍も綴っておりますね…そんなこともあって2回で纏めるとアナウンスしていたこの「夏対策」ですが、いまだ一番大事なことを書き込んでおりませんので、申し訳ありませんが1回分延長させていただきます!
さて、マラソンを運営するうえで一番重要な「夏対策」といえばエイドステーションでの給水ですよね。以前もこの場で触れましたが、エイドステーションの設置については日本陸上競技連盟競技規則により「5㎞間隔で給水所を設けるものとする」(第240条)と定められております。
フル化1回目の2016大会と昨年の2017大会では、この規則どおり概ね5キロ毎にエイドステーションを設置したのでありました。で、その結果ですが、
・2016大会は暴風雨でカップがバタバタと吹き飛ぶ状況 → 2017大会では強風対策を導入し成果を確認
・2017大会は高温多湿でとにかく暑い大会となった → 2018大会は「夏対策」としてシャワー&かぶり水ポイントを新設、さらに飲料の保冷対策も展開!
…と、ここまでの内容はこれまでお伝えしてきたとおりです。
しかし、「夏対策」の本丸は…エイドステーションの「数」です。
我々のもとには、
・これまでのフルマラソン化2回にわたるノウハウ と、
・多くの企業・団体から「函館マラソンを手伝いたい!!」という新たなお話を頂戴しており、市民のアツい思いが数十人・数百人の輪となって、どんどん集約されつつあります。
エイドステーションの新設にはノウハウとヒトが必要となりますが、かくも嬉しき背景をもとに、2018大会でエイドステーションの数は一気に増えます!
・フ ル:スタート前1→既存11+新設3→フィニッシュ後1=13箇所が16箇所に!
・ハーフ:スタート前1→既存5+新設1→ゴール後1=7箇所が8箇所に!
…ということで、これまで3回にわたり続けてまいりました「夏対策」、いかがでしたでしょうか?
昨年大会にご参加いただいた皆様にとっては、「函館マラソン=暑い」という印象が強く心に刻まれてしまったのではないかと思われますが、仮に2018大会が再び昨年のような高温多湿となったとしても、皆さんには競技に集中していただけるように、そして函館の町並みを楽しく駆け抜けていただけるように、我々、運営で対応できるところは確実に進歩させて皆様をお迎えいたしますので、どうぞご期待くださいね!
あと、これだけは言っておきたいのですが…函館の水道水って本当に旨いですからね!こちらもご期待ください。
■2018函館マラソン・夏対策(まとめ)
・強風に見舞われた2016大会(スタート時の気温15.5℃)の開催実績を踏まえ、エイドステーションの強風対策を導入しました。
→ 2017大会では給水カップが飛ばされにくくなりました
・高温多湿となった2017大会(スタート時の気温25.0℃)の開催を踏まえ、「夏対策」を強化します。
→ 皆さんの「暑さ」を少しでも軽減できるよう、2018大会では
①「シャワー」をコース沿道の2箇所(※ハーフ1箇所。ゴール後も含めるとフル・ハーフもにプラス1箇所)に設けます
②「かけ水」ポイントを新たに6箇所(※ハーフ2箇所)に設定します
③給水用ペットボトルを保冷、エイドステーションでの「適温」提供に努めます
④エイドステーションを増やします(※フル13箇所が16箇所に、ハーフ7箇所が8箇所に)
…を導入します。
2018函館マラソンは、スタート時の気温が15.5℃から25℃までという、過去2年間の両極端な開催実績を踏まえ、確実に大会運営を進歩させてまいります!