2017開催状況-第1回
「飛行機が来ない!」
2017年07月21日
天候2017大会開催前日の7月1日(土)の午前中のこと。この日の天候はうっすらと雲がかかってはいたものの気温は22℃程度、湿度もそんなになく過ごしやすい日でした。だからタイトルのとおり誰かが廊下で「飛行機が来ない!」、「降りられないみたいだね」と話しているのを聞いて、「あれ、どこの空港でそんなことになっちゃってるの?函館はこんなに天気いいのに」と、全く意に介さず準備に勤しんでいたのでありましたが…。
次の瞬間「金さんが来ない」と聞いて驚きました。それって函館空港のことだ。
9時10分着の航空便で函館入りする予定であった函館マラソンゲストランナーの金哲彦さんが定刻に到着できないの報に接し、確認のためあわてて各方面に電話すると、原因は「函館空港上空での濃霧発生」、その対応として「該当便は新千歳に向かった」、今後の状況は「濃霧は当分続く」、後続便も「出発地に戻るか新千歳に向かう」。
どうしてだ!去年天気が悪かったのも、ことし陸上競技場の上空がこんなに穏やかなのにヒコーキが降りてこられないのも、全部オレに運がないからなのか?と心の中で嘆いたとき、また不思議な体験が。脳内にあのときのようなささやきが聞こえてきたのです。
「一番困ってるのは…お客様ですよ」※不思議なささやき
→2017準備状況第30回をご覧ください。
「あ、そうだよこんな時こそ情報発信しないと…」
我に返って状況確認すると、ランニングクリニックは、主催者たる函館商工会議所青年部のスピーディーな判断により11時からの部と14時半からの部が統合され、15時に一括催行されることとなりました。あとは新千歳に降り立った東京・名古屋・大阪からお越しの計4便・数百人に及ぶお客様に対し、webサイトの新着情報とフェィスブックで状況を報告し続けることができました。なお、各種の情報収集にあたっては、状況が逼迫する中、多くの企業・団体からご協力をいただきました。この場で御礼申しあげます。やはり持つべきものはいざという時、頼りになる「関係者」ですね。
新千歳着となってしまったお客様におかれましては、その後の移動などで大変な思いをされたことと存じます。あらためて…本当にお疲れさまでした。その後、函館空港の直上を取り巻いていた黒灰色の濃霧は午後2時頃から徐々に薄らいでゆき、やがて競技場の上空をかすめるいつものルートで大きな翼が続々と舞い降りだしたのでありました。