連載コラム 前略 マラソン課長より 事務局の取組みや想いを綴ります

2016準備状況-第17回

エイドステーションの運営(その2)

フード

フルマラソン化により、沿道の整理や給水所の運営などではこれまで以上に多くのボランティアスタッフが必要となります。その数はハーフ時代の約2.5倍、2千5百人規模となります。

全国の数多くのマラソンの場合、webサイトなどで「ボランティア募集」と呼びかけるのが通例となっていますが、聞くと個人情報を扱うこともあってその集約作業には忙殺されるとのことで、専任スタッフが数人は必要とのこと。残念ながら「(都市型マラソンとしては)日本一小さい事務局」を標榜する我が函館マラソン実行委員会事務局としては、そこに多くのヒューマンリソースを割くわけにはいきません。

で、どうする。その解決に向けた糸口は、スポンサー企業との打ち合わせの際、先方のクチから導き出されました。

プラチナスポンサー社:「協賛金を出すだけじゃなくて、地域貢献もしたいんですよ。」、「何でもいいから…ゴミ拾いとかボランティアやらせていただけませんかね?」

このような嬉しいご提案が契機となって、函館マラソン独特のスタイルであるスポンサー企業や協力団体名などを冠したエイドステーションが次々と誕生していったのでありました。もちろん名前を冠するからには1箇所あたり数十人レベルのボランティアスタッフを自主的にご手配いただくことが基本となります。

<決定順>第9エイド(JACCS)/第10エイド(商工会議所青年部)/第2エイド(函館空港ビルデング)/第5エイド(テーオー小笠原)/第6エイド(みちのく銀行)/第7エイド(北ガス)/第8エイド(コカ・コーラ)/第11エイド(函館山ロープウェイ)/第4エイド(北ロータリークラブ)/第3エイド(がっつDONAN会)

各社・団体の個別の経過をご紹介していきたいところですが、また駄文が長くなってしまいますので特徴的な事例だけ、企業名を伏せて(イニシャルのみで)紹介しますね。

TO本社:「ウチの黄色い店、海岸通りの海側にあるからマラソンの日は商売にならないからなぁ…80人ね…店にいてもしゃーないからね」
Kビル:「こうなったらキャビンアテンダントさんとかも出すわ」
M銀行:「給水ってさ、ねぶたの格好して浴衣でやってもいいの?」
H山RW:「ウチの会社何人居ると思ってるの…うーん…こりゃ家族とかも総出だね」

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