2018準備状況-第18回
「夏対策」について(その2)
2018年03月05日
天候夏といえば暑い、暑いから水分の補給は重要です!このため昨年大会では全エイドステーションで水とアクエリアスを提供いたしました。一方で新たな問題も。「エイドステーションとかフィニッシュ後のドリンク類がぬるかった」という声を数多く頂戴したのです。しかし、そもそもドリンクを保冷するということは、マラソンでは必須事項なのか?
私が趣味とするロードバイクであれば、出発前に水やスポーツドリンクをボトルに仕込み、走りながら適宜ドリンクホルダーから取り出してちびちび飲みます。もちろんボトルは外気にさらされっぱなしですから飲むときにはかなりぬるくなってしまいます。でも、今ではそのぬるいドリンクに慣れ慣れになっており、常に気にしているのはその「残量」のみですね。鈍感なんでしょうね…ふふ。
今、検討しなければならないのはマラソンのことですから、自転車のことなんてどうでもいいいだろって?…仰るとおりです!
さて、給水に関する皆様からのご意見を「大会レポ」などから俯瞰すると、函館マラソンの場合は飲み物の温度が「ぬるくてダメ」というご意見を多くいただいた一方で、同じく夏開催のメジャーマラソンに寄せられたご意見をみると、「冷たいのはダメ」、「胃腸をこわしてしまう」というご指摘などもあって、本当に千差万別です。
この辺、まだ時間はありますので、今後、一定の方向性を導き出してまいりますが、軽く調べたところ…スポーツにおいて摂取する飲料の温度は5℃から15℃が適温という知見がありました。函館マラソンでは、コース上のエイドステーションのほとんどの場所では、水道を利用しております。これは、我が国において横浜に次いで2番目に近代水道が始まったという歴史があり、函館の水道水は「おいしい」と評判ですから使わない手はありません。そして函館の水道水の温度は12℃程度と、「おいしい水」の要件が20℃以下といわれるなかでは、ずばり「適温」なのです。
ただ、水道水が確保できないエイド(コース上の1カ所とフィニッシュ地点)の水と、全エイドでのアクエリアスは、常温保管のペットボトルを配備し、紙コップに注いで提供しておりました。
2017大会では、ペットボトルを炎天下に置かざるを得ない悪条件も重なりました。もともと常温だった水温は、いきおい気温に近づいていったものと思われます。
だから…皆で「どうすればあの大量のペットボトルを保冷できるんだ」とアタマをフル回転させて考えた結果、わりとあっさりと「冷蔵倉庫を借りるか!」という話になりまして…飲料手配をお願いしている我らがブロンズスポンサーの北海道コカ・コーラボトリング社からの絶大なご支援(※前日、飲料を冷蔵倉庫に移送 → 当日早朝、冷蔵倉庫から冷えた飲料を集荷~交通規制前に各エイドステーションに配備)も得られることになって…で、そのように進めておりますのでこの場でご報告申しあげます。
2018年大会で提供するドリンク類は、参加される皆様方にとっては「適温」に近づいていると思いますので、これはもうエントリーして直接ご確認くださいね!
(「夏対策」については2回でまとめる予定でしたが…あと1回だけ。一番大事なことを書くスペースが少なくなってしまいましたので…延長ヨロシク!)