2021準備状況-第5回
コース検定について
2020年10月08日
コース去る9月19日(土)・20日(日)の2日間、5年に一度のマラソンコース検定を受けました。このコース検定に合格しなければ、函館マラソンは日本陸連の公認コースとして認められないため、緊張に包まれながらの受検となりました。今回のコース検定の様々な出来事を、“函館マラソンの全てを知る男”…フルマラソン化の準備段階から携わり、交通規制やコース検定のエキスパートであるS氏に綴っていただきます。
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皆様こんにちは。スポーツ振興課でマラソン担当をしておりますSと申します。スポーツ振興課に2009年の4月に異動となり、今年で12年目を迎えました。これまで異動で見送った上司や同僚は数知れず。最近では、自分が何年目なのかも頭の中で考えないと分からないほど年数が経ってしまいました。
とは言いながらも、ハーフマラソンからフルマラソンへの変遷に立ち会えたことを誇りに感じながら、これからも頑張っていきたいと思いますので、引き続き、どうぞよろしくお願いします。
さて、本題に入ります。
「皆様、マラソンコースの公認期間って何年か知っていますか?」
そうです。冒頭で新マラソン課長が記載しているとおり、5年になります。現在の函館マラソンの公認期間は「2016年6月1日~2021年5月31日」、来年7月4日に開催予定の2021函館マラソンは、公認期間外となっていますので、来年の大会前までには、継続の検定を受けなければなりません。
そのため、この度、9月19日(土)、20日(日)の二日間にわたり、日本陸連から検定員2名と技術役員1名を派遣いただき、検定を実施することといたしました。検定前日までの1週間、毎日雨が続き、検定員の先生方からも心配の電話をいただきましたが、「私は晴れ男なので大丈夫です」と何の確証もないことを言い続けてきました。そして検定の日、両日とも快晴!願いはかなうことを実感しました。来年2021大会の天気も良くなるぞと確信しました。(マラソン当日は快晴だとダメなんです。できれば曇り、もっと言うと小雨も降ってほしい。それは、あまりにも都合が良すぎますかね。)
話しを戻します。このコラムを第1回から読み込んでいる皆様には愚問かもしれませんが、コース計測は何で測るか知っていますか?
自動車、バイク、ウォーキングメジャー(通称コロコロ)等々、色々と考えられますが、答えは「自転車」です。(測り方の詳細につきましては、もとマラソン課長のコラム(2016準備状況-第8回)で紹介しておりますので、のちほどご覧ください。)
ですので、当日の天候は、非常に大事であり、雨プラス風などになった日には、検定員の先生方が大変苦労することになります。私が検定に携わるのは、旧函館ハーフマラソン大会時代から合わせて今回で5回目になりますが、二日間のうち、どちらかは必ず雨だったと記憶しております。と言うことを考えても今回の検定は、本当に絶好の検定日和でした。
実際に自転車でコースを回ったのは、二日目の日曜日。まだ日も昇らない真っ暗な午前4時から計測を開始し、終了したのは午前8時30分でした。その間、検定員の先生方は、ほとんどが自転車に乗りっぱなしで,本当に頭が下がります。ちなみに私たちスタッフは、自動車で先導のほか、一般車両が自転車に追突しないよう後方支援などを行っていたため、ほとんど体力の消耗はありませんでした。
お陰を持ちまして、事故などもなく検定は無事終了、若干のポイント修正はあったものの特に大きな問題はありませんでしたので、今月には、日本陸連から新しい公認証が届くものと思われます。届きましたら、新着情報であらためてご報告させていただきますね。
とりとめのない文章となってしまいましたが、何を言いたいかというと、無事に検定も終わり、来年も日本陸連の公認大会として皆様をお迎えできることになりましたということです。
以上で私の担当の回を締めさせていただきます。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。