2018準備状況-第27回
「フード」について(その6)
2018年04月06日
フード4月になりましたね。昨年に引き続き当マラソン事務局陣営は人事異動なし!来る7月1日の函館マラソンの成功に向けて一直線に突き進んでまいりますので、皆様も変わらぬご支援を賜りますようよろしくお願いいたします!
さて…突然ですが質問です。「何千本ものソーセージをおいしく茹でて、おにぎりとセットして何千人ものランナーにお配りすること!」…というミッションがいきなり下された場合、皆さんならばどのようにしてそれを実現させますか?
「そんなのお金をかけてバーンと外注すればいいべや!」
という声が聞こえてきそうですが、そのようなお金があるのならば、もっとランナーの皆さんに楽しんでいただける分野に投入したい!と、これはもう我々皆、常日頃から思っております(※この種の話、前にもしてましたよね?)。
そこで…悩んでいても仕方がありません。困った時にはあの御仁!ということで、頼れるあの方に相談するのが一番!と、この場に何度も登場いただいている老舗酒店の社長に、相談してまいりました。
老舗社長:おにぎりをもっと増やすって?ちょっと大変だなぁ/あのおにぎりさ、食品工場とかじゃなくてお母さんたちが手作業でやさーーしく作ってるんだわ/だから旨かっただろ/作り手を2ラインに別ければ何とかなるかな?/うーん/え?/ソーセージどうやって煮るって?/何なのいきなり/あ、レイモンさんのソーセージをおにぎりとセットで…いいねそれ!/人気出るよそれ!/でもさ/だいたいだよ/オレお酒を売るのが本業なわけ/ソーセージ煮るのまで何でオレに相談するの?/成り行き?…成り行きなら仕方ないか/ん~/そうだ!/「がごめ汁」チームの隊長、和の達人に相談したらどうだ?/「がごめ汁」はさ、①ガス台を用意して②寸胴に水を入れたら火を焚いて③味噌や具を入れ④煮るわけだ/だろ?/ソーセージも①→②→③→④のサイクルだろ/おんなじだよな!/だから「がごめ汁の隣でちょこっと煮てくれるかぃ?」なんてかるーい感じで頼んでみたらどうよ/あのチームならやってくれるわ間違いない!
和の達人:なになになに?/ソーセージをボイル?/「がごめ汁」の隣で?/ウチらが…/「がごめ汁」を作りながらね…/ふふふ/ふふふふふ/OK!/どうせダメだって言っても聞いてくれないでしょ/え?/試作会もやりたいって?/OK!/去年も「がごめ汁」の試作会やったし、そんなのすっかり慣れちゃってるからねウチら/函館のためになることはどんどんやりましょ!
事務局:涙目(※いつもの光景)
ということで、ラン後のおもてなしメニュー「がごめ汁(みそ汁)」を司る和の達人、函館短期大学付設調理製菓専門学校の日本料理研究室長 北川先生より、この件、ご快諾いただいたのでありました。
しかし、よくよく考えると北川先生は「和」の達人です。一方、ソーセージは「洋食」。そもそも北川先生にお願いすること自体が非常識だったのではないかと…実は後日行われた試食会の状況を写真撮りしながら、ファインダー越しに先生の所作(和食調理白衣でソーセージを切るお姿)を拝見したとき、遅まきながらそれに気づいて冷や汗をかいた次第。
先生、本当にありがとうございました。
(写真左:イチマス 加藤社長、右:函館短期大学付設調理製菓専門学校 北川先生/画像提供:NCV)