2016開催状況-第16回
ランナーの皆様からの評価(その3)
2016年09月26日
評価第15回で触れた著名サイトにおける我が函館マラソンの得点ですが、7月中旬の段階で68.2点となりました。この点数、ランナーの皆様ご承知のとおり、決して褒められるレベルのものではありません。また、その時点のサンプル数は418件。あの東京マラソンでさえ130件ぐらいですから、驚きの数字です。
この辺の要因をネットでいろいろと嗅ぎまわった結果、いわゆる「荒れた」大会の場合、このようにサンプル数が数百件に及ぶのだという独自の見解が導き出されました。
ただ、「荒れた」大会の多くが50点を下回る状況となっているのに、我が函館マラソンは、400件超という近年稀にみるサンプル数を呈しながら何故70点近くの数値にとどまっているのか…そこで我々、それらのデータ解析を試みたのでありました。
418サンプルすべてをパソコンに入力し、解析したことで多くのことが見えてきました。とりわけ自由記載欄で多くの方からいただいた辛辣なコメントとは裏腹に、
・次大会の参加:A 良い + B やや良いで 85.9%
また、コースについてはコメント上では否定的なご意見が多く見受けられたなか、
・楽しめるコース設定:A+B で、なんと 92.6% という高い評価が
そして特筆すべきは、地域の地力ともいうべき「お迎えする心」を示す
・大会の熱気、活気:A+B で 95.9%
・地元への浸透:A+B で 94.0%
・熱心な応援:A+B で 95.2%
という3項目を見るに、諸々あった事務局の運営の至らなさを、函館市民のパワーで下支えしていただいた結果として、現在の68.2点があるんだな…という関係性が明らかになる及んで、齢50を越えて諸々緩くなった私の頬に一筋の滴が伝わりました。
低評価項目やマイナスコメントの要因も、強風で対応できなかったものがほとんど(全24項目中、「見やすく正確な距離表示」、「スタートエリアの管理・誘導」、「トイレ」、「スムーズな移動経路」、「ストレスを感じさせない運営」、「荷物預かり」、「わかりやすい会場案内」の7項目が、広義の強風関連)であり、次回は必ずやご参加いただく皆様に良好な環境を提供したい、するんだ!と、スタッフ皆で結束を固めたのでありました。
その日から、辛辣なコメントは「金言」となり、皆を包んでいたどんよりとした空気はさわやかな風へと変化していったのでありました(本当のことです)。
●著名サイトの評価データを独自解析するの図