2016準備状況-第19回
一番たいせつなことは…
2016年06月21日
競技運営ランナーの皆さんにとってマラソンで一番大切なことはなんですか?などと禅問答ではありませんが、本当にこのように問われたら…少し考え込んでしまいますね。
タイムの出る平坦なコース、エイドステーションでの地域色あふれるフード、かっこいい参加記念品など様々あると思いますが、こと「マラソンで」という前提をとって、シンプルに、自らの人生に重ね合わせて「一番大切なこと」を考えるとどうでしょう。
4年前に大病を患った私であれば、その答えは「健康」でしょうかね。そしてその源泉たる「命」が一番大切だという思いから、それを一日でも長く保持せんと、このたび(ウチの奥方には「バッタモンだ」と嘘をついて)ロードバイクを購入したのでありました。
さて、マラソン愛好家の方々にとっても、突き詰めると「命」は一番大切なものではないでしょうか。そのような思いから、函館マラソンへの参加を通じてそれが決して傷つけられることがないよう、我々実行委員会は、このたびのフルマラソン化に対応すべく、本当に多くの機関や団体のご協力を仰ぎながら医療・救護体制の充実を図りました。
まず、体制面では函館市医師会の全面的なご協力をいただきながら17名(昨年は8名)にもおよぶ医師派遣と、当日の搬送先医療機関の受入体制を整えていただきました。また、救護所などへのスタッフとして北海道看護協会道南 南支部、北海道理学療法士会道南支部、北海道柔道整復師会函館ブロック、函館厚生院看護専門学校、市立函館病院高等看護学院、函館市医師会看護専門学校の皆様にご協力をいただくほか、救急搬送についても引き続き函館市消防本部、南渡島消防事務組合、函館サイクリング協会の皆様から全面的なバックアップをいただきます。
加えて北海道内からのご支援として、北海道救急医学会から医師3名をはじめ多くの看護師を派遣いただくほか、北海道ハイテクノロジー専門学校から救急救命士学科の2生約100名の派遣、さらに本大会が日本医師ジョガーズ連盟の公式医療支援大会として認定されたことを契機として、同団体から約40名ものランニングドクターを全国からお迎えすることとなりました。
また、当日のコース上での医療・教護の強化策として、8箇所の救護所とゴール地点付近に収容救護所を新設するほか、メディカルバイク隊の強化(10隊を17隊に)、AEDを28箇所、民間救急車7台を新規配置いたします。
…とはいってもランナーの皆様、苦しくなったらリタイヤしてくださいね。
「命」が一番大事ですから。
●メディカルスタッフ着用ベスト(※また随分と美しい方ですね…)