連載コラム 前略 マラソン課長より 事務局の取組みや想いを綴ります

2016開催状況-第15回

ランナーの皆様からの評価(その2)

評価

第14回で触れた3つのハードルについて。

現在、1「市内交通への影響」と、2「協賛金の確保」については、現在、関係先の皆様との協議を深めているところであり、その結果については追ってこの場でお知らせしたいと思います。

問題は3「お客様の評価」です。函館マラソンにエントリーいただいた方にはゼッケンの送付時にアンケート用紙を同封いたしましたので、ご参加いただいた皆様からは回答が続々と寄せられております。その結果については外部機関(函館大学)との協働により実施しており、現在、集計作業がせっせと進められておりますが、未だとりまとめまでには至っていないものの、このたび中間集計データを入手することができました。

その内容として、集約された1800件超のサンプルを概括すると、

・今年度大会の全体評価:「満足(39.7%)」+「やや満足(46.5%)」で 86.2%
・来年の出場意向:「出場したい(57.8%)」+「検討中(35.0%)」で  92.8%

と、数値的には概ね好意的な内容となっている一方で、自由記載欄を見ると、この散文でもこれまで詳述してきた問題点、即ちキロメートル表示の不備やトイレの少なさ、スタート時の混乱と不公平感、フル・ハーフ同時スタートの弊害、フード等の「数量限定」に対する憤りなどに加えて、コース幅の狭さや高低差の厳しさ、さらにはスタート前給水や荷物置き場等の会場運営、仮装や音楽プレイヤーの規制など様々な部分についてご意見をいただきました。

また、各地のマラソン大会の参加者の反応が数値化されている著名サイトにおける函館マラソンの得点をみると、その結果は芳しくありません。実は、大会終了後の深夜、おもむろにそのサイトを訪問し、「どうれウチらのマラソン、何点だべ?」と期待を込めて覗いたところ…かろうじて80点。「なんだ低いなぁ」などと呟いたのもつかの間、翌日からその数字はだだ下がりして行きました。

そして、そこに書かれているコメントを見ると、アンケートでの自由記載と同様に、極めて厳しいお言葉が並んでおり、点数自体の漸減傾向とも相まって、いつの間にかその著名サイトの状況を話題にするスタッフは居なくなりました。(さらにつづく)

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