連載コラム 前略 マラソン課長より 事務局の取組みや想いを綴ります

2016開催状況-第7回

フードの提供状況について(その1)

フード

函館マラソンのエイドステーションで提供する特産品などですが、単純に考えると「そんなの事務局が適当なものを買ってきてバーンと用意しとけばいいんでないのアホくさ」などと思われる向きもあるかもしれません。

はっきり申しあげると、そっちの方がラクでしょう。

様々あった運営の至らないところも、巨費を投じて外注(※丸投げ)していれば、それなりの感じでそれなりの大会が開催できたんだろうな、とも思っています。

ただ、我々は、そのようなマラソンの対極ともいうべき「手づくり」感あふれるマラソンを創出したいと考えました。多くのお客様をお迎えするにあたり地元の人間が手間暇をかけ、そして交通整理や給水などに数千人規模の市民が直接的に参画し、加えて多くの地元企業にもご協賛をいただくといった一連の行程を通じて、まずは地元民に愛されるマラソンをつくりあげる。そしてその先には、必ずや全国に誇るべき「函館マラソン」の姿が見えてくる…と、そのように考えたからです。

また、函館マラソンの運営にあたっては、先の「函館マラソン2016準備状況」(※第5回第6回参照)でお知らせしたとおり1.5億円超の巨費を要します。それを賄うための財源は、実績ベースで額の多い順から申し上げると、行政からの補助金、企業からの協賛金、そしてランナーの皆様から頂戴する参加費なのですから、北海道民・函館市民をはじめ全てのステークホルダーの満足度を高めるため、努力して開催費用を縮減しつつも、医療・救護など安全管理の強化や市民生活への影響を極力低減させるための交通対策、加えて参加者記念品の充実などマラソンの地力と魅力を高める分野には惜しみなくそれを投入していくことが努めだと考えています。

…駄文を書き連ねる筆がなかなか止まらなくて恐縮しておりますが、とにかくそのような勢いでこの「函館マラソン」、準備に努めてまいりました。

このたびランナーの皆様にフードなどをご提供いただいた数多くの企業からは、我々のもとに「やってよかった」、「次はこんな風にして改善して…」という極めて前向きなお話が続々と伝わってきております。運営面などで厳しい評価をいただいている我々ですが、ことフード提供企業様からの反応には、驚きとともに大いなる喜びを感じている昨今です(次回以降その内容を順次お知らせしてまいります)。

●第10エイド(緑の島)の状況

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